睡眠と血流の関係

最近、ぐっすり眠れていますか？

質の良い睡眠は、私たちの体にとって非常に重要な役割を果たしています。 質の良い睡眠は細胞を再生して健康な体をつくります。 一方、質の悪い睡眠は、がん細胞を増やしたり、さまざまな病気につながる可能性があります。

私たちの体は、深い眠りのときに成長ホルモンを分泌し、細胞を修復したり、新しい細胞を作り出したりしています。 このように、質の高い睡眠をとることは、病気にならない体を作るためには重要なことだと言えます。

睡眠の質を上げることで、（風邪、アレルギー疾患、がん、認知症、肥満、うつ病など）、さまざまな病気や症状の予防・改善が期待できます。

では、どうすれば寝つきが良くなり、深い眠りを得ることができるのでしょうか？

眠れる体をつくるためにとくに重要なのは、血液の循環をよくすることです。

血流が良くなると、副交感神経が優位になります。 この神経は体がリラックスした状態で働くため、眠りやすくなります。血流が良くなると筋肉もゆるみ、寝つきがよくなります。体のすみずみまで血液が巡ることによって、深く、質の高い睡眠を得ることができます。

さらに、血行が良くなると脳にも血液がたっぷり供給されるようになり、脳内の老廃物が流れるため、脳疲労の解消にもつながります。これによって、「寝ても疲れが取れない…」という悩みも解消されます。

血行を促進して寝つきをよくするためには、寝る1～2時間ほど前に38℃～40℃のぬるめのお風呂にゆっくり浸かるのも効果的です。もし、熱いお風呂に入りたい場合は、就寝から3時間以上時間を空けるなど、工夫するようにしてください。

熱いお風呂に浸かると深部体温を上げて、入眠を妨げる原因になってしまうからです。

お風呂以外にも、夕方に有酸素運動を行うことも、寝つきをよくする効果があるのでおススメです。