強もみが良くない理由🙅
筋肉は「筋線維」と呼ばれる細長い細胞が束になり(筋線維束)、そうしたいくつもの束によって構成されています。
筋肉を強く揉むと、筋線維が断裂します。断裂した筋線維はくっこうとして働き出します。
そのときに体に現れるのが「炎症」です。いわゆる「もみ返し」というのがこれです。もみ返しが起こるほどに筋肉を強く揉むと、その後、筋肉の緊張は強まります。
理由は、断裂した筋線維が完全にくっつくまでの間、一時的に繊維をつないでおくためにカルシウムが使われるからです。
カルシウムは骨の原料となる物質ですから、硬い。それが筋肉の中で増えれば、当然のことながら、筋肉も硬くなります。
強くもむと、その瞬間は気持ちよく感じますが、結果的に筋肉の緊張を強めて、痛みや凝りを悪化させていることになります。
勿論、凝りの状態によっては、ある程度、強くないと効かないこともあります。
ですが、もみ返しがくるほど強くないと効いたきがしないという方は注意が必要です!
しかし、弱すぎると感じる時は、遠慮なく施術者に伝えください。逆に強すぎると感じる時は我慢せずに必ず施術者に伝えてください。
いい塩梅で施術するのが熟練した施術者です。あとは熟練した施術者に、お任せするのが良いと思います。